令和6年度奈良伝統工芸後継者育成研修の経営力向上支援プログラム(Nara Crafts’ Cross Project)、第1回目のセッションを行いました

奈良伝統工芸の後継者を育成・支援することにより、その技術・技法を後世に伝承することを目的として奈良市が平成18年から始めている奈良伝統工芸後継者育成研修ですが、その第7期が令和6年4月から始まり、研修生は工房主のもとで、技術を磨いています。
並行して実施する、経営力向上支援プログラム(Nara Crafts’ Cross Project)をなら工藝館にて、6月12日に第1回めのセッションを行いました。
経営力向上支援プログラム(Nara Crafts’ Cross Project)は、研修修了後も工芸作家として活躍していくための経営力強化に向けたプログラムを実施し、事業者として自立していくための基盤づくりをサポートするものです。
第7期の経営力向上支援プログラム(Nara Crafts’ Cross Project)では、研修終了の3年後を見据えた事業計画作成と管理会計の理解をゴールに、今年1年間伴走支援しながら実施します。
第1回は、第7期生のインサイトを深く掘り下げ、独自の価値を最大限に引き出すための「自己発見とインサイトの探求」を行いました。
7期生ご自身のアートスタイルやパーパス、ビジョンを明確にし、パーソナルブランディングと独自価値を発見するセッションとなりました。
今までなかなか自分自身のことを深く知る機会はなかった、ということで、7期生自身にとっても意外な発見もあったようです。
次回は、1か月後の実施となりますが、次にお会いできる時がとても楽しみになりました。ただ、少し宿題を多く出してしまったので、今頃大変かもしれません。
なお、次回のセッションでは、「マーケットリサーチと顧客理解」をテーマに行う予定です。
また、来年3月には、Nara Crafts’ Cross Project (NCCP)の集大成として、7期生の事業計画発表も大々的に行う予定です。
ぜひ楽しみにしていただけたら、と思います。
奈良伝統工芸後継者育成研修について、奈良市のHP と なら工藝館のHP でそれぞれ紹介しています。下記ボタンよりご覧ください。
※なら工藝館のHPでは、7期生も紹介されています。